開館初年度のコレクションギャラリー３では、当館が所蔵する彫刻および工芸分野の代表的な作品を中心に紹介します。２回目となる本展では、鳥取県を代表する彫刻家の辻晉堂が初期に手掛けた木彫作品と、同じく鳥取県出身の染色作家で、世界の染織文化を調査した研究者でもあった岡村吉右衛門が収集したアジアの染織品にスポットを当てます。

辻晉堂の世界02

辻の手掛けた多岐にわたる表現のうち、その初期に制作した木彫に焦点を当てて紹介します。木材と向き合う中で、写実的な彫刻から次第に脱し、モデルに頼らずイメージの造形へと向かう転回の軌跡をご覧ください。

アジアの染織01岡村コレクションから

岡村吉右衛門が収集したアジアの染織品コレクションから、インドネシアの絣織（イカット）を中心に紹介します。岡村が集めたイカットは保存状態もよく、大胆な図柄の見ごたえのある布が多いのも特徴です。絣織の産地である倉吉で、アジアの絣織の魅力に触れていただきたいと思います。

―関連企画―

ギャラリートーク

6月29日(日）　①10:00～　②15：00～／要観覧券／申込不要

コレクション展無料DAY

2025年6月28日(土)、29日(日)は無料で観覧いただけます。

いっしょにみてみて水曜日

毎週水曜日の午前中はお子様連れの方の優先day「いっしょにみてみて水曜日」。
美術館では静かにしなければ、となかなか足を踏み入れられていない小さなお子さま連れのみなさまも、ぜひ作品を見て気づいたこと、感じたことをお話しながら気兼ねなくご鑑賞ください。