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一覧に戻るCONNEXIONS | コネクションズ ―接続するアーティストたち
[企画展]2026年2月7日(土)~3月22日(日)

いま世界の先端に立つ、表現者たちの最新作を紹介
鳥取県立美術館は、2025年3月に「未来をつくる美術館」として開館しました。新しい価値を育み、文化をともに育てていく場として、同時代の表現を紹介することにも力を注いでいます。
その一環として開催する本展では、作品を通じて文化や社会の断絶を越え、異なる領域を架橋する国内外のアーティスト7組を招聘します。
パンデミックを経た今日、災害や戦争、グローバル経済の混乱によって、不安定さと脆さが一層際立つ世界に私たちは生きています。変化の渦に揺れる状況下で、アートはいかなるビジョンを示すことができるのでしょうか。
本展は、「つながり」「関わり」を意味する「コネクションズ」をテーマに掲げ、アートと社会の未来の姿を描く企画として構想されました。音楽や演劇、パフォーマンスなど異なる領域を横断し、美術を「体験の場」へと広げる表現、そして多様な文化的背景をもつアーティストによる、世界を越境し共生の道を探る取り組みを紹介します。
彼らの表現は、単なる物質的な作品を超えて、人々との体験や参加、身体を用いた実践や協働のプロセスなど多面的な行為性を含み、新たな関わりや出来事を生み出します。これらの活動は美術の領域を広げ、従来の枠を越えた表現の可能性を示すとともに、「コネクションズ」というタイトルが示す通り、異なる文化や社会的背景を横断し、新たな関係性を築くものです。
また、会期中には、パフォーマンスやワークショップ、来場者が参加できるプロジェクトも展開します。
本展を通じて、人々の創造性が引き出され、地域と美術館、そして未来をつなぐ可能性が拓かれることを期待しています。
参加アーティスト
■マリアンナ・クリストフィデス[アーティスト/リサーチャー、キプロス出身]

マリアンナ・クリストフィデス《Restor(y)ing Waters/Rivers, Banks》展示風景/2024年
Marianna Christofides, Restor(y)ing Waters/Rivers, Banks,installation view, 2024. Photo Natalia Tsoukala | courtesy NEON
© Marianna Christofides | VG Bild-Kunst, Bonn 2024
人間の活動や自然災害によって傷ついた場所と長期にわたり関わることで、彼女は生態系と生命世界の暴力と不安定さを、人間と自然の回復力の兆候と対比させながら表現することを試みる。
■遠藤 薫[アーティスト、大阪出身]

遠藤薫《重力と虹翳藤薫《重力と虹霓―南波照間島について》
展示風景/2023年/大阪中之島美術館
Kaori Endo, Gravity and rainbow/About the "Pai-Patiroma"phantom island,2023.Installation view atNakanoshima Museum of Art,Osaka,Japan.Photo by the Artist
各地を旅しながら、その地に根ざした工芸と歴史、日常生活、政治の関係性を紐解き、自分の体を使いながら工芸を拡張する活動を展開。
■ムセオ・アエロ・ソラール[アルゼンチン拠点]

ムセオ・アエロ・ソラール《ムセオ・アエロ・ソラール-チェンライ》2023-2024
Courtesy Museo Aero Solar, in particular communities of the Chiang Rai Biennale, Thailand. Photo Credit: Joaquin Ezcurra, Aerocene
芸術、建築、自然科学、天体物理学、工学などの分野から情報を得た継続的なリサーチを元に、浮遊する彫刻、コミュニティ・プロジェクト、インタラクティブ・インスタレーションを制作。環境に居住しながらそれを感覚でとらえる新しいサステナブルな方法を模索し、提案する。
■mamoru[サウンド・アーティスト、大阪出身]

mamoru《声を挙げ、絶やさない》2021-Szczecin(ポーランド)でのグループワークの様子/2024年5月15日
mamoru, NEVER BE NO VOICE, 2021-ongoing. group work session,May 5, 2024 at Szczecin (Poland). photo: Tien Zong Yuan
「リスニング」を通じて得た発見を声/語り/歌、文字/字幕、フィールドレコーディング、音楽、映像などを素材にパフォーマンスやインスタレーション作品として発表。
■SIDE CORE(サイドコア)[アーティスト・チーム、東京拠点]

SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD《rode work ver. tokyo》2018/2022 展示風景/森美術館2022-2023
SIDE CORE/ EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, rode work ver. tokyo 2018/ 2022. Installation view at Mori Art Museum, 2022-2023 Photo: Kioku Keizo
公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチーム。高速道路や地下水路を特殊な方法で撮影したり、街灯や道路工事のサインなどを素材にインスタレーションを発表。
■刷音(シュアイン)[アーティスト・チーム(日本、中国)]

刷音《刷音》ワークショップ風景/2018年12月14日/四方当代美術館(南京)
SURE INN, Printing Sound, workshop view from Printing Sound,December 14, 2018. Sifang Art Museum, Nanjing.
2018年よりミュージシャン、美術家、デザイナー、フォトグラファー、パフォーマーなど約40名のメンバーからなるクリエーター集団として活動開始。
〈参加メンバー〉
文隽、潟見陽、張小船、木内ひとみ、杨健、アキラ・ザ・ハスラー、谷澤紗和子、今井健太郎、青田真也、徐晓蓉、スキマキアニメーション、チョン・ユギョン、藤原あずみ、山/完全版、DJ TASAKA、汤庭、薮内美佐子、奶粉zhou、伊藤存、唐狄鑫、松村康平、Momo、キム・ミョンファ、竹川宣彰、高铭研、工藤夏海、hirano taichi、げいまきまき、东吾洋、碓井ゆい、卢佳炜、田牧、プラナー、橋本さゆり、杨宇瀛、長谷川唯、清水美帆
■ 高嶺 格[アーティスト、鹿児島出身]

高嶺格《脱皮的彫刻》2025/千葉市役所/提供:千葉国際芸術祭実行委員会/撮影:ただ(ゆかい)
1993年から4年間にわたり、「ダムタイプ」のパフォーマーとして活動。現代社会に潜む諸問題を、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど多様な表現で批評的に可視化する。
※画像は実際の展示とは異なります
観覧料・チケット
| 前売券・団体 | 当日券 | |
|---|---|---|
| 一般 | 950円 | 1,200円 |
| 学生 | 600円 | 750円 |
| 高校生 | 400円 | 500円 |
| 小中学生 | 240円 | 300円 |
※団体料金は20名様以上から
※未就学児、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
※企画展チケットで当日コレクション展もあわせてご覧いただけます
オンラインチケット
<販売期間>
◆前売料金:2025年12月7日(日)~2026年2月6日(金)
◆通常料金:2026年2月7日(土)~3月22日(日)
開催概要
会期
2026年2月7日(土)~3月22日(日)
会場
鳥取県立美術館 3F 企画展示室
開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(2/23は開館)、2/24(火)
主催
CONNEXIONS 展実行委員会(鳥取県、鳥取県立美術館パートナーズ、日本海テレビ、TPlat)
関連イベント
❶〈風と太陽の美術館/Museo Aero Solar〉プロジェクト

使用済みのきれいなプラスチック袋(レジ袋など)をつなげて巨大なバルーン美術館をつくります。材料となる袋の回収や、バルーン制作に参加してくれる方を募集中!
●レジ袋の回収(目標枚数8,000枚)
当館含む鳥取県内の回収BOXに袋をお持ちください。
●制作ワークショップ
[日時]1月4日(日)10:00~16:00
1月20日(火)10:00~15:00
[会場]ひろま
●フライトイベント
[日時]3月20日(金祝) 予定
[会場]調整中
❷【彫刻のモデル・制作助手を求ム!!】高嶺格「脱皮的彫刻」を一緒に作りませんか?

「脱皮的彫刻」とは生身の人間を石膏で固め、硬化したあとの「抜け殻」をめぐる作品です。今回、アーティスト 高嶺格と一緒に制作してくれる方を大募集!2024年4月8日に行われた当館の竣工式で、およそ130人の来賓が一堂に座す様子を彫刻作品として展示します。
[日時]1月9日(火)、11日(日)、17日(土)、18日(日)、25日(日)、2月1日(日)
10:00-16:00
[会場]スタジオ3
❸哲学カフェから学ぶ対話づくりのエッセンス「つながるってどういうこと?」

安心して話せる場づくりや立場の違いを超えて対等に話すためのポイント、対話の中で理解や思考を深めるコツなど、対話づくりのエッセンスを哲学カフェの体験と実践を通して学ぶ、鳥取大学の連携プログラムです。
[日時]
①1月12日(月・祝)14:00-16:30
【レクチャー&哲学カフェ体験編】
②2月23日(月・祝)14:00-16:00
【哲学カフェ実践編】
[対象]高校生~大人
[講師]松川えり(哲学プラクティショナー)
[会場]スタジオ2、3
❹アーティストによるギャラリー・トーク
本展出品作家と展覧会場を巡りながら、展示作品についての制作過程やコンセプトについてお話いただきます。
[日時]2月7日(土)14:00~15:30
[対象]どなたでも
[講師]マリアンナ・クリストフィデス、遠藤薫、mamoru、SIDE CORE、刷音、高嶺格
[会場]企画展示室
[料金]要観覧料(予約不要)
❺刷音シルクスクリーン印刷会&ライブ「刷音 鳥取」

【シルクスクリーン印刷会 featuring DJ TASAKA】
アーティストたちによるデザインのシルクスクリーンを刷り放題!Tシャツやエコバッグなど、プリントしたいものをご持参ください。
【刷音ライブ】
2018年に中国・南京にて誕生した国際プロジェクト『刷音』による初の音楽パーティーがついに鳥取で実現!
[日時]2月7日(土)
15:00~17:00【シルクスクリーン印刷会】
17:00~19:30【刷音ライブ】
[会場]ホール、スタジオ2・3ほか
[料金]無料
❻mamoru「声を挙げ、絶やさない」ワークショップ&公開セッション

県内各地で集めてきた、総勢100名あまりの参加者の「声」が美術館に一堂に会する公開セッションや、簡単な呼吸法、リスニング、想像力、発声のエクササイズの体験ワークショップなどを行います。
[日時]
①2月8日(日)
13:00~14:00【体験ワークショップ】
15:00~15:30【公開セッション】
②3月1日(日)
13:00~16:00【リスニングと想像力のワークショップ】
[対象]高校生~大人
[会場]美術館内
[料金]無料
[参加方法]ワークショップ:事前申込制
公開セッション:申込不要
❼学芸員によるギャラリー・トーク
本展担当学芸員が会場をまわりながら作品解説を行います。
[日時]2月14日(土)、2月28日(土)、3月7日(土)
各回とも14:00~15:00
[対象]どなたでも
[会場]企画展示室
[料金]要観覧料
❽人類出現計画~鳥取編~ 公開収録『夢を食べる・黄泉比良坂・”羽”の降り立つ場所』|遠藤薫×沢山遼×筒井宏樹×久木田大地

鳥取県内の民藝運動や古代の遺物、神話についてのリサーチを経て制作してきた遠藤薫が、展覧会までのプロセスをはじめ、ライフワークとして取り組んでいる活動について、鳥取美術批評家・沢山遼氏、美術史家・筒井宏樹氏、アーティスト・久木田大地氏を聞き手に語ります。
※なお、本イベントはポストヒューマン時代の芸術運動「人類出現計画」のポッドキャスト公開収録として開催します。
[日時]2月14日(土)15:00~16:30
[対象]高校生~大人
[会場]ホール
[料金]無料
❾「ミュージアム研究者が鳥取で開館したばかりの美術館で現代美術キュレーターに話を聴く」

ミュージアム研究を専門とする小森真樹氏を迎え、本展担当学芸員との対話を通じて新しい公立美術館のあり方について考えていきます。
[日時]2月21日(土) 14:00~16:00
[対象]高校生~大人
[会場]ホール
[料金]無料
❿「刷音 鳥取 スペシャル・シルクスクリーン印刷会」

「刷音」というグループ名の由来であり、活動の原点でもあるシルクスクリーン・ワークショップとともに、多彩なメンバーを迎え趣向を凝らしたスペシャル・イベントを開催します。
[日時]
①2月22日(日) 14:00~16:00
【アキラ・ザ・ハスラー×竹川宣彰「ライブZINE制作&シルクスクリーン印刷会」】
②3月8日(日) 14:00~16:00
【工藤夏海×げいまきまき×竹川宣彰「人形劇&シルクスクリーン印刷会」】
③3月22日(日) 13:00~17:00
【潟見陽×竹川宣彰「出張BOOK STORE&シルクスクリーン印刷会」】
[対象]どなたでも
[会場]スタジオ2・3
[料金]無料
⓫SIDE COREワークショップ「ひみつの石をつくろう!」
[日時]3月22日(日) 10:30~12:30
[対象]どなたでも
[会場]ホール ほか
[料金]無料
⓬声を挙げ、絶やさない - NEVER BE NO VOICE in 鳥取 2025 -
※イベントは終了しました

2026年2~3月に開催する企画展「CONNEXIONS (コネクションズ)」の関連事業として、出品作家であるサウンド・アーティスト mamoruによるプロジェクト「声を挙げ、絶やさない - NEVER BE NO VOICE in 鳥取 2025 -」を会期に先駆けて開始します。
展覧会チラシ



