
ラーニング・交流 Projects
A.L.L.アート・ラーニング・ラボ概要
アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)概要
子どもたちをはじめとするすべての人が、アートを身近に感じて楽しむことをめざして、「アートを通じた学び」についての調査研究・事業実践を推進します。鳥取県内のすべての小学校、義務教育学校、特別支援学校小学部の4年生を美術館へ招待する「MUSEUM START BUS」や、「対話鑑賞」の推進とノウハウの伝達、授業相談対応など、多岐にわたる学校内外での「アートを通じた学び」をサポートします。さらに、学校だけでなく、子どもも大人も、障がいの有無や美術ファンであるか否かを問わず、幅広く社会のさまざまな人がアートに親しんで創造性を育み、交流できる環境づくりを行います。

A.L.L.通信(オール)教育普及不定期刊行物
美術館体験プログラムへのバス招待事業「MUSEUM START BUS」
鳥取県内のすべての小学校、義務教育学校、特別支援学校小学部の4年生を美術館へ招待する「MUSEUM START BUS」は、アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)が提案する「アートを通じた学び」を支援するプログラムの中でも中心的な取り組みです。展示室では、子どもたちが充実した時間を過ごせるよう、スタッフやボランティア(※ティーモアさん)が案内役となり、対話をしながら鑑賞活動を行います。
※「ティーモアさん」とは、鳥取県立美術館(TMOA=Tottori Prefectural Museum of Art)にプラスの力を与えてくれるボランティア制度、TMOA+にご登録くださった皆さんの呼称です

対話鑑賞ファシリテーションに関する研修
鳥取県立美術館では、子どもたちが作品の前に立って鑑賞した際に、感じ取ったことや考えたことをしっかりと聞き、受け止め、対話をつないで鑑賞を深めるサポートができる対話鑑賞ファシリテーター(※)育成のため、大学と連携した講座や一般の方を対象とした対話鑑賞のファシリテーションスキルを学ぶ場づくりを進めています。※「会議やミーティングを円滑に進める技法」のことを「ファシリテーション」といい、この技法を身につけた人が「ファシリテーター」です。対話鑑賞ファシリテーターは、作品鑑賞を複数人で行う際に、鑑賞者が作品に対して抱いたイメージや気づき、考えたことなどを話しやすいように雰囲気をつくり、対話の交通整理を行います。
対話鑑賞のファシリテーションに関する研修&ファシリテーター登録

➡ 令和7年度対話型鑑賞ファシリテーター養成研修&登録のご案内(PDF)
◎対話鑑賞ファシリテーター養成研修は、TMOA+にご登録されていない方や既に研修を受けた方の再受講など、どなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。
◎研修は参加費無料、事前申込み不要です。
ファシリテーター登録
ファシリテーターとして活動を希望される方は、TMOA+へのご登録が必要です。
現在、登録のお申し込みを締め切っています。次回の募集案内をお待ちください。
令和7年度の実施予定
開催日程 | 研修内容 |
---|---|
令和7年5月16日(金) |
美術館の役割とは/対話鑑賞体験 |
令和7年6月6日(金) |
作品を鑑賞するとは |
令和7年6月20日(金) 令和7年6月21日(土) |
ファシリテーションの理論と実践 |
令和7年10月10日(金) 令和7年10月11日(土) |
コミュニケーションと傾聴 |
令和7年10月24日(金) 令和7年10月25日(土) |
ファシリテーションを行う展覧会会場の下見 |
「MUSEUM START BUS」 展示室デビュー! |
ファシリテーションの実践 |
アウトリーチ事業について
美術館の学芸スタッフが学校や地域の様々な施設に出かけてワークショップやレクチャーなどを行う事業です。特に、様々な理由で美術館へご来館することが難しい方々にアートに触れる機会をご提供します。実施内容の詳細については、具体的なニーズを伺い、対話を通して決定します。ご希望がありましたら、添付の「申込票」にご記入の上、FAX又はお電話にてお申込みください。
実施内容
①ワークショップ

素材にふれ、活動すること自体を楽しむ「体験系ワークショップ」と、目的をもって作品を制作することを楽しむ「ものづくり系ワークショップ」があります。対象や年齢等、ニーズに合わせた内容をご相談させていただき、活動を実施します。
②アーティストの世界にふれてみよう

学校を会場としてアーティストと出会い、作品についての話を聞いたり、レクチャーを受けて制作したりするプログラムです。ニーズに合わせて講師と内容をご提案します。当日はアーティストと教育普及担当のスタッフが学校を訪問します。
③おとどけコレクション

当館のコレクションを各施設や学校に「おとどけ」して、一日限りの展覧会を開催するプログラムです。特別支援学校、高齢者や障がい者福祉施設を優先して実施します。
(「おとどけコレクション」のみ、7月~12月の期間で日程調整を行います)
④鑑賞に関する活動

学校における鑑賞授業の相談対応やデジタル鑑賞教育コンテンツを使った美術館との連携授業などを行います。学校以外からの依頼についても、目的等を伺い、活動内容をご提案します。
⑤レクチャー・研修会の実施

鳥取県立美術館の「アート・ラーニング・ラボ」に関連するレクチャー、「対話鑑賞」や「朝鑑賞」をテーマとした研修会、図工・美術等の教科に関わる研修などを行います。
受入可能期間/件数
【第1期】8月1日(金)~10日(日)/3件程度
【第2期】1月15日(木)~2月15日(日)/4件程度
※開館した県立美術館では、毎年、県内すべての小学4年生をバスで美術館にご招待する事業「MUSEUM START BUS」を実施します。平日の開館日に年間100校以上の学校来館があるため、アウトリーチ事業については、上記期間に実施件数を限定して行います。なお、学校からのお申込みについて、公開授業や参観日等における依頼はお断りしています。また、同一学校・施設での実施は、年間一回とします。
※「MUSEUM START BUS」でのご来館が難しい特別支援学校の児童の皆さんや高齢者福祉施設、障がい者福祉施設の方々については、上記以外の日程もご相談に応じますので、内容も含めお気軽にお問合せください。
申込期限
令和7年 5月30日(金)
※お申込み多数の場合は、日程や活動内容を検討した上でお断りをさせていただく場合があります。ご了承ください。
お問合せ先
鳥取県立美術館 教育普及担当 佐藤・山本・外村
電話:0858-24-5441(直通)
FAX:0858-24-1441
朝鑑賞シンポジウムの記録動画を公開します
令和6年度2月23日に 美術館プログラム事業朝鑑賞シンポジウムⅡ「朝鑑賞で安心・安全な学校づくり-朝鑑賞の実践について筋道を考える」が開催されました。



美術館開館の前身となる県立博物館美術部門の活動記録
令和元年度(2019年度)までの活動記録を冊子にまとめています。
