ふれてまなぶ・であってまなぶ

教育普及事業の取組み

鳥取県立美術館には、子どもたちをはじめとするすべての人々の「美術を通じた学び」を支援する美術ラーニングセンター機能を設けます。この機能を「アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)」と名付け、狭義の美術よりも広義のアートを対象として、「アートを通じた学び」に関する開かれた拠点・研究室と位置づけます。「ALL=すべての人」とアートを共有したいという意図を込め、学校や公民館、外部の研究機関等と連携して、開館準備の段階から、いくつかの事業を試行し、実践・検証を重ねていきます。

2022ALL ふれてまなぶ・であってまなぶ
アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)概念図

コレクション宅配便

鳥取県立博物館の美術コレクションの中から10点程度を選んで、県内各地の学校や公民館などに持ち込み、一日限りの展覧会を開催しています。本物の作品を鑑賞しながら、対話したり、そっと触ったり、学芸員の解説を聞いたりすることで、美術への関心を高めてもらうことを目的としています。

MUSEUM START BUS(仮称)による美術館体験プログラムへのバス招待事業

鳥取県立美術館開館後は、県内小学4年生が一度は美術館を訪れ、学び、楽しむことができるようなバス招待事業を予定しています。美術館で子どもたちが本物に触れ、鑑賞を楽しみながら美術に親しみを持つことを目指しています。現在はプレ事業として、鳥取県立博物館の企画展を中心に年間数校のバス招待事業を試行しています。

バス招待 ふれてまなぶ・であってまなぶ

対話鑑賞ファシリテーションに関する研修・講座

鳥取県立美術館では、開館に向けて作品鑑賞のファシリテーター(案内役)を配置する予定です。子どもたちの鑑賞をサポートできる人材育成のため、大学と連携した講座や一般の方を対象とした対話型鑑賞のファシリテーションスキルを学ぶ場づくりを進めています。

令和6年度ファシリテーター養成講座20240315-1200x856 ふれてまなぶ・であってまなぶ
令和6年度対話型鑑賞ファシリテーター養成研修&登録のご案内(PDF・1MB)
※令和5年度とまったく同じ研修ではありません。
 また、研修や演習等を反復することを推奨していますので、既に受講済みの講座にも、奮ってご参加ください。

対話型鑑賞ファシリテーターの希望者登録を行っています。※登録は随時受付

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年度の研修実績はこちら。
2023年 4月23日(日) オリエンテーション
2023年 6月18日(日) 作品を鑑賞するとは  
2023年 8月 6日(日) 対話型鑑賞とは   
2023年10月 7日(土) 「きく力」とは  
2023年10月16日(月) ファシリテーションの実践①
2023年11月26日(日) ファシリテーションの実践②

「ワークショップつくり隊!」

アートを楽しむ場を、自分たちのアイデアを活かして作り出す「ワークショップつくり隊」。企画の立案から実施までをチームで取り組み、年に数回のワークショップを開催しています。

令和元年度(2019年度)までの活動記録を冊子にまとめています。

詳しくは、こちら『“これから”のための美術部門教育普及の“これまで”

  • initiative-02-09 ふれてまなぶ・であってまなぶ
  • initiative-02-010 ふれてまなぶ・であってまなぶ
  • initiative-02-011 ふれてまなぶ・であってまなぶ

学校や地域での利用のススメ(教員や地域の企画運営者の皆さまへ)

学校や幼稚園・保育園をはじめ、子ども会や町内会、地域団体の活動で、ミュージアムを活用してみませんか?子どもたちだけでなく、大人の方でも、楽しく学べて“ちょっと”心が豊かになるような体験を用意しています。皆さんのいる場所に学芸員や作品が出かけるような館外プログラムもあります。お気軽にご相談ください。
詳しくは、鳥取県立博物館ウェブサイト「学校や地域での利用」ページをご覧ください。

※最新情報は鳥取県立博物館ウェブサイトをご覧ください。(外部サイトが開きます)