コレクション展 COLLECTION
一覧に戻る没後70年 日本画家・中島菜刀(前編)

日本画家・中島菜刀(なかじまさいとう・1902-55)は現在の鳥取県・八頭町に生まれました。早くより画家を志し、周囲の援助もあって京都市立絵画専門学校(現 京都市立芸術大学)へ入学します。苦学の末に同校を卒業し、色彩豊かで抒情的な作品の数々を発表して院展での入選を重ね、1942年には故郷・鳥取の果樹園に取材した《薫風梨園》で第29回院展の絵画の部における最高賞を受賞しました。今後の更なる活躍が期待された矢先、戦局の悪化によって活動の場を奪われ、戦後も中央画壇への復帰を果たせぬまま、1955年7月19日に53歳で病没します。
本展覧会は菜刀の没後70年を記念し、青年期を中心とする前編、晩年までの後編に分けてその画業をご紹介するものです。

中島菜刀《麒麟獅子(右隻)》1938年(鳥取県立美術館蔵)
展覧会情報
タイトル
『没後70年 日本画家・中島菜刀(前編)』
会期
2025年8月5日(火)~9月28日(日)
会場
コレクションギャラリー5
休館日
毎週月曜日(8/11 ㈪ 、9/15 ㈪ をのぞく)9/2 ㈫、9/16 ㈫
関連企画
ギャラリートーク
8月31日(日) 14:00~(30分程度)/要観覧券/申込不要
いっしょにみてみて水曜日
毎週水曜日の午前中はお子様連れの方の優先day「いっしょにみてみて水曜日」。
美術館では静かにしなければ、となかなか足を踏み入れられていない小さなお子様連れのみなさまも、ぜひ作品を見て気づいたこと、感じたことをお話しながら気兼ねなくご鑑賞ください。
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工作や身体を動かすワークショップをしたあとに、みんなでコレクション展示を見に行きます。
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