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2023.08.17
【開催報告】みんなでつくる美術館のためのオープンミーティング#01
鳥取県立美術館は「みんなでつくる美術館」をコンセプトに掲げ、開館準備を進めてまいりました。
この度の「オープンミーティング#01」では「子どもと美術館」をテーマに、皆さんとの意見交換によって美術館の在り方や活動の可能性を探りました。
(開催概要はこちら)
オープンミーティング#01 第一回
2023年2月18日(土)14:00~16:30 会場:HATSUGAスタジオ
第一回目は、「どんな美術館になって欲しいか」「そのために、どのように美術館に関わるか」を2グループに分かれてディスカッションしていただきました。テーマにこだわらない自由な発想も飛び出し、飲み物を片手にリラックスした雰囲気のなか、子どもも大人も楽しめる美術館への期待やアイデアで大いに盛り上がりました。
・若者に向けて「好き」を楽しめるような「推し活・オタ活」を応援する活動がしたい ・絵の前で立ち止まり、誰でも対話型鑑賞ができる雰囲気になるといい ・美術館を同じ趣味を持った人同士で集まれるような場所にしたい ・地域の子どもたちが「地元に住みたい」「帰ってきたい」と思えるようにしたい ・自分たちで展示・設営ができるように、展示方法のノウハウを教えてほしい ・メダカを展示する初の美術館になってほしい ・海外の美術ファンを呼び寄せるような場所になってほしい ・自分がときめく物がある場所にしたい ・ひとりひとりが広報担当となって美術館を盛り上げたい |
オープンミーティング#01 第二回
2023年3月16日(木)9:30~11:00 会場:鳥取県立博物館
第2回目からは、さらに「子どもと美術館」にテーマを絞り、「子どもたちにとって美術館はどんな場所であってほしいと思いますか?」という投げかけのもと、4組に分かれてグループディスカッションをおこないました。
・子どもが模写、らくがき出来るスペースをつくりたい ・高さが子ども目線になっていたり、ベビーカーでも見れたりするといい ・「声を出していい日」と「静かにする日」をつくってはどうか ・授乳室で映像作品を流してほしい ・途中休憩、合流、待ち合わせのスペースがほしい ・親も楽しめるように、短時間でも託児サービスがあるといい ・白、黒、赤だけの展示、音が出る展示など、子どもが退屈しない展示をやってほしい ・子どもと大人も一緒に入れる空間ですよ、と社会的にアナウンスしてほしい ・入館者数にこだわらず、若手のアーティストを応援する美術館であってほしい |
オープンミーティング#01 第三回
2023年4月15日(土)18:00~20:00 会場:オンライン
第3回目は、オンライン会議システムZOOMを用い「子どもと美術館」について具体的な案を深める場となりました。 土曜日の夜開催ということもあり、夕飯を囲みつつリビングからご家族で参加される方もおられました。
・子どもたちが作家解説をつくり、QRコードで見られるシステムをつくってはどうか ・子どもが大人の描く絵を手伝うようなワークショップをやってみたい ・聾学校や盲学校の人たちと一緒に何かを作れたら楽しいと思う ・誰もが来やすいように、社会福祉分野と掛け合わせた情報発信をおこなってほしい ・あたらしい施設の使い方を子供たちに発見してもらいたい ・「美術館の使い方ガイド」のような案内をつくってはどうか ・プレーヤー・サポーター活動が無償であることについて、お互いに理解を深めたい ・美術館を恵まれた人だけのものにせず「みんなでつくる」という企画は新鮮だった |
オープンミーティング#02については、近日詳細情報を公開する予定です。
ともにつくる美術館を目指し、皆さまのお力をもって開館につなげていきたいと思います。