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2021.08.13
県民みんなと対話ログ:鳥取大学オンライン授業(2021.5.26)-美術館の役割について-
2021年5月26日、鳥取大学地域学部2年生12名を対象にした授業の中で、鳥取県教育委員会美術館整備局から美術館の役割についてお話する機会がありましたので、その様子をご紹介します!
鳥取大学地域学部で行う地域調査プロジェクトというのはご存知ですか。
学部の必修授業で、地域創造コースでは1年間にわたり県内の特定市町村を対象として、地域の現状や課題を調査研究しています。(昨年度から倉吉市が対象)
※地域調査プロジェクトウェブサイトより引用(詳細はこちらよりご覧いただけます※外部リンクに飛びます)
地域創造コースの学生が6つのテーマグループに分かれ、そのうちの一つである「文化資源を活かした地域の活性化」をテーマに調査するグループの学生、担当教員である竹内潔准教授(文化政策専門)、馬場芳准教授(経済学専門)の皆さんに、オンライン授業の一コマでお時間頂きました。
まず、倉吉MICE観光協会・木口さんから、コンテンツツーリズムの実践例等が紹介され、続いて、県教育委員会美術館整備局・梅田局長から、美術館が社会教育施設として備える機能や、観光や賑わいづくりに貢献できる美術館をつくっていこうとしていることなど、美術館の役割と取組みについて説明しました。
学生さんたちはオンライン授業に慣れている印象で、両者の取組み紹介後には、自己紹介に加え、「美術が好きで楽しみにしている」といった想いや、既存の文化施設との棲み分け・連携についてどう考えているか、また、若者が行きたくなるようなSNS映えのしかけがあるかといったご質問、主要駅から観光スポット~美術館を周遊する仕組み・しかけが必要ではないかなどと、次々に発言をいただきました。関心を持ってもらい、自分事に捉えて考えた反応に、今後が楽しみともなりました。
学生の皆さんは、それぞれ研究テーマを決め今後進めていくそうですが、これからできる美術館をどう使うか、若年層にはどう情報発信すると響くかなど、彼らならではの視点やアイディアを、また機会があれば話を伺いたいと感じた機会となりました。
ぜひ、想いある方々に実際に取り組んでいただける機会や場を開館準備期間からつくっていきたいと考えていますので、このような講義や説明会などの機会を通じて、一人でも多くの県民の皆さんに、美術館を身近に感じてもらえたらと願うばかりです。
=== 『県民みんなと対話ログ』シリーズについて
鳥取県立美術館整備運営事業は「県民みんなでつくる」機会を大切にしており、開館準備期間中から県民の皆さんと対話の場をつくって進めています。
そんな皆さんとの対話の記録を「県民みんなとの対話ログ」シリーズとしてご紹介!
県内各地での対話の様子をアーカイブしていき、参加できた人もできなかった人も共有できるホワイトボードのようなメモとして活用してもらえたら嬉しいです。
※書き手は関係者の場合が多いですが、いち参加者・いち県民の目線でお伝えしていきます。
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