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【建設現場リポート】ついに3階床コンクリート打設の工程に!!(2023.1)

【建設現場リポート】ついに3階床コンクリート打設の工程に!!(2023.1) サムネイル

晴れ渡る青空のもと、建設現場では3階の床スラブが着々と形になってまいりました!!
西側エリアは既にコンクリート打設が完了し現在養生中。中央から東側エリアでは、職人さんたちによって鉄筋どうしを括り付ける結束作業が進められております。写真撮影が追い付かないほど素早く、無駄のない動きに目を奪われます。

  • ▼3階西側エリア
  • ▼鉄筋結束作業の様子

▼3階から2階「常設展示室3」と「中央ギャラリー」を見下ろす
写真手前から左奥にかけて広がる「常設展示室3」は、天井の高いスペースも設けられ、彫刻、工芸作品の他、タペストリーなど長さのある染織作品を展示できる予定になっています。写真右側に、「中央ギャラリー」に沿って空に向けて伸びる鉄筋の壁が続いておりますが、これは構造的に美術館全体を支える大黒柱のような存在でありながら、1階では「ひろま」の大きなスペースとホール・ワークショップルームなどのエリアを緩やかに区画し、利用する方々の動線が混乱しないような役割も担っています。

▼1階「ひろま」に面する大黒柱のようなコンクリート壁

▼2階「収蔵庫」にて
「収蔵庫」は型枠を支える斜めの支保工が整然と並んでおります。LEDのテープライトと相まって、この環境そのものが現代アートのインスタレーション作品のように感じられました。こういった仮設構造物もLEDテープライトも作業性や安全性の上で重要な役割があって計画され形を成しているものであり、機能性から創出される美しさ とも言えますね。
※展示空間を含めて作品とみなす手法

▼建設現場に張り巡らされるLEDテープライト
建設現場では工程や工種によって日々経路が変更されますが、このライトに沿って歩けば安全に現場を行き来できる仕掛けになっています。

▼堅牢な展示収蔵エリアと開放的なひろま側を繋ぐ要所
前回レポートでもご紹介しましたが、鳥取県立美術館は展示収蔵エリアを鉄筋コンクリート造の堅牢な設え、ひろま側を鉄骨造の広々とした軽快な空間になるよう計画しています。この2つの手法が力を合わせることで、大事な美術品を安全に保管し、訪れる人々が心地よく過ごせる開放的な空間を実現します。その間を繫ぐのが、鉄骨鉄筋コンクリート造です!!鉄筋と鉄骨が噛み合い、構造的に強そうな様子が見て取れます。ここにこれからコンクリートを打設します。

最後に。。。
建設現場は作業員の方々が分かりやすく安全に作業を進められるように、とても綺麗に整備されていました。実際に形になりつつあるおさまりやその精度など、設計や施工に関わる方々が一つひとつ積み上げてきた丁寧な仕事と心配りにとても心が熱くなりました。

建設現場レポート、次回もお楽しみに!

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