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UNIQUE LOCAL SIGHTS 地域の見どころリレー

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地域の見どころリレー:倉吉博物館

地域の見どころリレー:倉吉博物館 サムネイル

鳥取県立美術館整備運営事業において、館の設置目的のひとつに「まちを”つくる”」を掲げています。それは、県内文化施設や周辺施設・地域と連携して地域の魅力を高めることも目指しています。
そこで、プレサイトでも県立美術館建設地の倉吉市のまちはどんなところか、鳥取県内にはこんなところもあるよという一面を、美術や美術館事業にまつわるモノ・コト・ヒトと合わせて紹介することにしました。

記念すべき1回目の地域の見どころは...倉吉博物館です!

倉吉博物館の概要

鳥取県立美術館の建設予定地から1Kmちょっと、桜の名所として有名な打吹(うつぶき)公園にある倉吉博物館。鳥取県立博物館(鳥取市東町)ができた翌年(昭和49年5月)に開館し、再来年(令和5年)には50年を迎えます。片流れの赤瓦屋根に白い壁、中庭の水路は白壁土蔵と玉川を象徴しており、昭和50年に建築業協会賞(BCS賞)を受賞されたそうです。

倉吉博物館遠景
公園からつながるエントランスは、来館者を迎える居心地の良い雰囲気です。(令和2年11月撮影)

郷土出身の作家にちなんだ企画展を4年に一度開催

さて、倉吉博物館は主に美術・考古・民俗部門で構成されています。美術部門は郷土ゆかりの洋画家・前田寛治(まえたかんじ)や日本画家・菅楯彦(すがたてひこ)らの作品展示や、全国で活躍する作家を指名公募する「前田寛治大賞展」「菅楯彦大賞展」が4年に一度開催されています。また、昨年(令和2年)逝去された倉吉市出身で鳥取県初の人間国宝・大坂弘道氏の木工芸作品等は常時、数点展示されています。
考古部門には鳥取県立美術館に隣接する国指定史跡・大御堂廃寺跡(おおみどうはいじあと)の遺物なども展示されています。

◇参考:大坂弘道氏とその代表作品を動画で紹介(倉吉市YouTube)◇
《黒柿蘇芳染宝相華文嵌荘花形盒子》/《紫檀木画箱(正倉院宝物模造)》

大坂弘道展WSイメージ
令和3年の大坂弘道展関連ワークショップでは、作品図案のぬりえを楽しめ完成品を館内掲示していました。

親しみが持てる博物館に

歴史と伝統のある倉吉博物館ですが、エントランスをくぐると受付上部に大きなヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》をモチーフにしたモザイクアートが目に入ってきます。
これは倉吉商工会議所青年部の皆さんが、県立美術館開館に向けた機運を高めようと、平成31年2月に市内の全小学生約2,500人の絵画や版画を集めて作成したものです。また、倉吉青年会議所・鳥取県中部中小企業中央会の皆さんも加わった『県立美術館と共に歩む中部地区の集い協議会』の『盛り上げ部会』では、令和3年3月、『Art Academy 2021 とっとり』を県立美術館建設予定地と大御堂廃寺跡を舞台に開催されています。

また、倉吉市ではレトロ&クールツーリズムに取り組んでいることから、市内のフィギュア関連企業・円形劇場くらよしフィギュアミュージアムと連携した展示コーナーもあります。
地元の子どもたちにとってもなじみのある展示がエントランスにあることで、親しみが持てる・地元に愛着や誇りが持てる機会にもなっているのではないでしょうか。

倉吉市内の小学生の作品を集めて創られたモザイクアート
倉吉市内の小学生の作品を集めて創られたモザイクアート
フィギュア展示コーナー
フィギュア展示コーナー

館長コラムは必見

倉吉博物館のウェブサイトには2012年から続く根鈴館長による「館長コラム」も掲載されています。館での企画展の企画背景や展覧会準備の様子などが読み進めやすいエッセイ形式でつづられています。予備知識がなくても企画者の人柄や学芸員の想いに触れられ楽しめる内容です。文章のみという形式が読み手の想像力を働かせてくれる、そんな印象を持ちました。
根鈴館長にまちのおすすめスポットを伺うと、旧倉吉線跡地に展開する『緑の彫刻プロムナード』や、白壁土蔵群の建物内(くら用心の中庭)、倉吉パークスクエアの野外彫刻とのこと。倉吉市は『倉吉:緑の彫刻賞』を設定しており、まちなかでも彫刻作品が楽しめることも特徴です。「まちと、まちや暮らしに溶け込んだ彫刻作品を見てもらいたい」と話された根鈴館長の野外彫刻探訪は、また別の機会をお楽しみに。

(写真左)根鈴館長。館長にかかれば、何気ないまちの風景が、物語のある風景に変わります。 (写真右)倉吉市内に数多くある野外彫刻。

鳥取県立美術館にお越しの際は、ぜひ倉吉博物館にもお出かけください。
また、徒歩圏内にある丹下健三氏と岸田日出刀氏が共同設計した倉吉市役所本庁舎(国指定登録有形文化財)、森林浴の森日本百選・さくらの名所百選などに選定された打吹公園もあわせておすすめです。倉吉のまちらしくポップカルチャーとコラボレーションした名物のおだんごもお忘れなく。
なお、倉吉博物館は工事の関係で今年(令和3年)10/23まで臨時休館とのこと。再開後は打吹公園内は秋の紅葉が見頃でしょうか。楽しみですね。

倉吉博物館ウェブサイト(外部リンクに飛びます)

次回もお楽しみに!

=== 『地域の見どころリレー』について
鳥取県立美術館整備運営事業は「県民みんなでつくる」機会を大切にしており、開館準備期間中から県民の皆さんと対話や参画の場をつくって進めています。
「鳥取県の素敵なところは鳥取県民が一番よく知っているはず!」「観光地ではないけれど、お気に入りの場所を紹介したい」など、鳥取県立美術館が立ち上がる県内の地域情報を、一般的な観光情報とは一味違った県民目線で発信したく、『地域の見どころリレー』と名付けてご紹介します。”リレー”に込めた想いとしては、この記事が美術館と地域をつなぎ、美術館と県民をつなぎ、地域と地域・県民と県民がつながり、みんなで創っていくコンテンツにしたいと期待を込めています。
開館後にはぜひ県立美術館と合わせて訪ねてもらえると嬉しいです。

将来的には県民まめ記者(仮称)の皆さんからの投稿も予定しています。県民まめ記者の公募や投稿については詳細決まり次第プレサイトにてお知らせします。ご期待ください☆
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