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2023.10.02
【活動リポート】”みんなでつくる”鳥取県立美術館 プレーヤー&サポーター
鳥取県立博物館でこの秋開催する シリーズ:美術をめぐる場をつくるⅤ「赤ちゃんたちのためのアート鑑賞パラダイス」をいっしょにつくってくれているプレーヤー&サポーターの皆さんの活動をリポートします。
この取組は、鳥取県立博物館で開催される展覧会の会場設営などについて、アイデアをカタチにする「プレーヤー」や展示物の制作や設置などのサポートをする「サポーター」として一般の方々にご参加いただき、「みんなでつくる」鳥取県立美術館の活動につなげていくためのパイロットプロジェクトです。
活動リポート
積極的な楽しいディスカッションの中で、アイデアがどんどん生まれます。集まったメンバーのバックグラウンドが様々なこともあってか、多様な視点でのディスカッションが生まれることも新鮮です。毎回メンバー全員が集まることはありませんが、LINEのオープンチャットでアイデアや議論のやりとりが活発に進んでいます。
写真は展示ブースの一つとなるライトテーブルです。イタリアのレッジョ・エミリア市の幼児学校で子どもたちの創造力などを高めるために使われていることを参考に、展示会場に設置することとしました。赤ちゃんや子どもたちが光のテーブルでどんなふうに楽しんでくれるかを想像しながら、みなさんが工夫をこらしたいろいろなモノを持ち寄ります。1つの目標に向かってみんなのアイデアが集まるって楽しいです。
プレーヤーとしてお子さんを連れてきてくださいました。お子さんもプレーヤーの一人として使いやすさや面白さなどを教えてくれる存在です。
展示室を彩るための制作も行います。ものづくりでアートに触れる時間は無心になれるよいひとときです。
プレーヤー&サポーター企画・出演によるワークショップを開催しました。
素敵な絵本の読み聞かせと心温まるピアノの音色がインスピレーションを刺激するおえかきワークショップとなり、子どもも大人も、会場全体がほっこりする空間になりました。
シリーズ:美術をめぐる場をつくるⅤ「赤ちゃんたちのためのアート鑑賞パラダイス」
「シリーズ:美術をめぐる場をつくる」について
子どもたちをはじめとする幅広い年齢層の方々に、多様なアートと出会い、アートを通じた学びの場となることをめざして、令和5年よりシリーズ化し今年で5回目となります。展示だけでなく、様々な分野で活躍する講師をお招きしてワークショップやレクチャーなどを開催し、アートを介した楽しい体験の機会を提供しています
「みんなでつくる美術館のためのオープンミーティング《子どもと美術館》」について
鳥取県立美術館のコンセプトである「みんなでつくる美術館」の実現に向かって、「子どもと美術館」「どんな美術館になって欲しいか」「そのために、どのように美術館に関わるか」などをテーマに、地域の皆さまにお集まりいただき、たくさんのアイデアをいただきました。またディスカッションによって美術館の在り方や活動の可能性を探りました。
シリーズ:美術をめぐる場をつくるⅤ「赤ちゃんたちのためのアート鑑賞パラダイス」について
本展では、赤ちゃんたちにも楽しんでもらえそうな平面作品、立体作品を展示します。また、これまで3回にわたって行われた「みんなでつくる美術館のためのオープン・ミーティング《子どもと美術館》」に参加してくださった方々の「こうだったらいいな」というアイデアやご意見を会場づくりに生かします。
会場には、遊びの中で知らず知らずにアートの扉が開いていくような、光や音で遊ぶブースや子どもたちとゆったりと過ごせるスペースを設けます。また、ご来館のみなさまと「赤ちゃんたちの鑑賞」や「子どもと美術館」についてだけでなく、時には講師をお招きしての「子育てお悩み相談」など、子どもたちと私たちを取り巻くいろいろなことがらについて、お話しできるような時間が生まれることを願っています。
プレーヤー、サポーター活動について
開館を1年半後にひかえた鳥取県立美術館の取組みに少しでも関わってみたい!という方が主役です。ひとりひとりの興味や、やりたいことに合わせて美術館スタッフとともに活動し、みんなにとって居心地の良い美術館づくりを目指します。美術館に“あったらいいな”“やってみたい”ことなどを集め、仲間と一緒に活動し、興味や交流の輪を広げる場をつくります。「やれる時に」「やれる人が」「やれる事を」とし、決して無理をしないことを大切にしています。
プレーヤー:企画・アイデアをカタチにする人、サポーター:美術館で「なにか」をやってみたい人※詳細はこちらをご参照ください
→詳細・お申込みはこちら
いつでもご参加OKです
今回ご紹介したプレーヤー、サポーターの活動は現在進行中です。ご興味を持っていただいた方のご参加をお待ちしています。お気軽にお申込みください。
活動日・申込み方法はこちらです。
このような活動をとおして、美術館がアートを介した人との出会いの場となり、出会った人との対話が生まれ、そのことで自身の視野が広がったり、見方が変化したりする場所となりうること、何よりもアートとのかかわりがたくさんの楽しさや喜びに繋がっていくことを体感していただきたいと思っています。