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2024.04.02
【イベントリポート】『どんどこ!巨大紙相撲 ~とっとりけんび場所~』本場所開催!
本場所記録動画
本場所開催しました!
3月31日(日)、鳥取県立美術館開館1年前カウントダウンイベント『どんどこ!巨大紙相撲 ~とっとりけんび場所~』を、倉吉未来中心・小ホールで開催しました。
県内5箇所で開催した「巡業 力士制作ワークショップ」で制作された個性豊かな全32力士が、倉吉未来中心に一堂に勢揃いし、ホンモノ力士サイズの紙相撲大会を、トーナメント戦で繰り広げました。
出場チームのみなさんや、当日観覧したお客様など、のべ500名もの方にご参加いただき、子どもからお年寄りまで「わいわい!どんどこ!」会場は熱気にあふれ、大盛況でした。
白熱の取り組み
はっけよいのこったの合図で土俵をどんどこどんどこ!
各チームの創意工夫で作られた紙相撲力士たちが、多彩な決まり手を繰り出し、勝敗がつくごとに、会場には拍手と歓声があがりました。
ホンモノの相撲さながらの盛り上がり!
今回の本場所は、美術家 KOSUGE1-16の土谷享氏のもと、土俵や屋形が組まれ、また地域のみなさんに、解説やコメンテーター、行事に呼出、審判、太鼓の演奏や各部屋の親方など、本場所を下支えする役回りをそれぞれお引き受けいただきました。
さらに、取り組みをはなやかにいろどるアナウンサーの実況により、ホンモノの相撲さながらの盛り上がりとなりました!
美術家 KOSUGE1-16 土谷享氏
(写真左から)
[実況] 丸山聡美氏(山陰放送アナウンサー)、
[解説] 竹歳和晃氏(ホテルアーク21)、
[コメンテーター] 根鈴輝雄氏(倉吉博物館)
[行司] 杉村 隆史氏(ホテルアーク21)
[呼出] 宮城 幸明氏(倉吉青年会議所)
[太鼓] 村田速実氏(打吹童子ばやし)
多くの谷町の協賛をいただきました!
また谷町(たにまち)として巨大紙相撲を応援してくれる方を募集したところ、たくさんの皆様ご協力をいただきました。
提供いただいた品物は、優勝・準優勝・技能賞、人気力士賞、部屋優勝など、各賞を受賞した力士への懸賞品となりました。
また、集まった子どもたちが谷町の書かれた懸賞幕をもって、土俵の周りで披露しました。
そのかわいらしい姿に、会場が和やかな雰囲気になりました。
お楽しみの余興
鳥取城北高等学校相撲部応援動画の披露
伯桜鵬や照ノ富士、先日の春場所で110年ぶりに新入幕優勝という偉業を成し遂げた尊富士のようなアスリートを目指している、鳥取城北高等学校相撲部のみなさん。「優勝目指してがんばれ!」の力強いメッセージが届けられました。
鳥取城北高等学校女子相撲部によるデモンストレーション
目の前で日頃の稽古の成果を見せていただきました。全国レベルの大会では、社会人や大学生とも戦うそうですが、常に全国区の強豪校として名を連ねてます。また女子相撲部の角田先生は、本日は「わらべ部屋」の親方もつとめていただき、部員の皆さんも、土俵の叩き手として盛り上げてくれました。
打吹童子ばやしによる演奏の披露
4月14日(日)には、この会場、倉吉未来中心小ホールにて第32期演奏会が予定されている打吹童子ばやしの皆さん。生の太鼓の演奏で、よしやるぞ!と益々気合が入った演奏でした。
結果発表
全32力士のトーナメント戦を繰り広げ、千秋楽は「おっぱい山関」と「高宮関」の取り組みとなり、結果、優勝力士 横綱は、「おっぱい山関」となりました!
各賞一覧
優勝(横綱) | おっぱい山 |
準優勝(大関) | 高宮関 |
三位(関脇) | おに丸 |
三位(関脇) | ひらてぃ。 |
敢闘賞(小結) | あたかちゃん |
敢闘賞(小結) | カンガー |
技能賞(小結) | 溝本晴 |
殊勲賞(小結) | カラフルザウルス |
前頭・鳥取県立美術館賞 | 初任給高 |
前頭 | なんぶ里山ケロタロウ |
前頭 | ねこ丸 |
前頭・三和ダンボール賞 | ひえづのむら |
前頭 | もう小学生 |
前頭 | ギガント山 |
前頭 | なしの山 |
前頭 | 智ノ若 |
十両 | わたりうみ |
十両 | いろ★ドリ山 |
十両 | スベリドメックス |
十両・人気力士賞 | めいさんまる |
十両 | クリンちゃん |
十両 | ワンコザル |
十両 | つの力士 大山山 |
十両 | はかまぁん |
幕下 | オ・スプロテイン |
幕下 | 白うさぎの海 |
幕下 | まんじゅうの山 |
幕下 | 麒麟兒 |
幕下 | 満開銀桜 |
幕下 | 大橋ノ海 |
幕下 | そら衛門 |
幕下 | かみラ |
部屋優勝 | おさかな部屋 |
※優勝、準優勝力士を当てるピッタリ賞は該当者がありませんでした。
各力士の詳細は『力士名鑑』からご覧いただけます。
開館までの1年間をいっしょに盛り上げていきましょう!
鳥取県教育委員会事務局美術館整備局梅田雅彦局長より「この本場所は、創る人、見る人、応援する人が三位一体となってどんどこする、土谷さんのアート作品が、鳥取県全体を巻き込んで成り立った」と挨拶がありました。
参加者のみなさんには、美術家 KOSUGE1-16 土谷享氏の参加型のアート『どんどこ!巨大紙相撲』を通じて、ただ力士を作って戦わせるだけでなく、多くの人びととプログラムに関わることで、地域や人とのつながりを実感してもらえたのではないでしょうか。鑑賞者が参加者になり、参加者同士、あるいは作品と参加者の間に、「もちつもたれつ」という関係性が生まれるー、それを体感できたイベントとなりました。
今回、県民のみなさんとともに、とっとりけんび場所をつくりあげることができました。
ご協力いただいたみなさん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
鳥取県立美術館は2025年3月30日開館します、開館までの1年間をいっしょに盛り上げていきましょう!
力士制作ワークショップの様子
3月31日の「本場所」に向けては、ダンボールで等身大の大きな力士をつくる「巡業」を、鳥取県東部・中部・西部5ヵ所の会場で行いました。
わらべ部屋
3月16日(土) 10時~12時 わらべ館(鳥取市西町3丁目202)
はやぶさ部屋
3月16日(土) 14時30分~16時30分 隼ラボ・体育館(八頭郡八頭町見槻中154-2)
おさかな部屋
3月17日(日) 10時~12時 境港おさかなパーク・大研修室(境港市昭和町9-7)
キナル部屋
3月17日(日) 14時30分~16時30分 キナルなんぶ・多目的室(西伯郡南部町法勝寺341)
うつぶき部屋
3月20日(水・祝) 10時~12時 上灘コミュニティセンター・大会議室(倉吉市上灘9-1)
多くの地域の方の協力のもとで実現できました!
準備や運営にボランティアで関わっていただいた方々、盛り上げ部会や県美応援団のみなさんのご協力のもとで、本企画は実現できました。みなさんありがとうございました!