鳥取県立美術館は、鳥取県の中央に位置する倉吉市に2025年春(令和6年度末)に開館します。
(空港のある鳥取市や米子市から特急列車で30分ほどの距離)
建設地は市立図書館や複合文化施敷設・倉吉未来中心などが集まる倉吉パークスクエアの一角です。
元々市営ラグビー場であった敷地ですが、隣接する大御堂廃寺跡地の広々とした空間を臨む立地を生かし、美術館自体がそちらに開かれつなごうとする構成と、大屋根の下には屋外活動も可能とするえんがわや創作テラスなどを配置し、館内には木のぬくもりが感じられる居心地の良い『ひろま』を中心に、様々な体験に出会える空間が広がる点が大きな特徴です。
1階にはだれもがつい立ち寄りたくなるような気軽に利用できるカフェレストランやショップ、子どもたちや家族がくつろげるキッズスペース、屋外でのダイナミックな創作活動ができる創作テラスもあり、明るく開放的な雰囲気でおおらかに来館者を迎えます。2階~3階は常設展示室・企画展示室に加え、無料で回遊できるエリアが美術館前の大御堂廃寺跡を一望できる展望テラスまでつながっており、美術の展覧会を目的に来られる方はもちろんのこと、気軽な立ち寄りなどを通じて、美術館という空間を、雰囲気を、広く多くの方に楽しんでもらい地域に根ざした美術館になることを期待しています。皆さんにとっての「お気に入りの場所」をぜひ見つけてください。
パース提供:槇総合計画事務所
※なお、この透視図は鳥取県立美術館整備運営事業者選定における提案時のイメージです。そのため実際には県と鳥取県立美術館パートナーズとの協議を通じて変更点があり、開館時の建物と異なる点があります。
敷地面積:約18,000㎡
建築面積:約5,200㎡
延床面積:約10,000㎡
階数:地上3階、地下なし
高さ:最高高さ 21.5m
《主な構成》
1階:ひろま、県民ギャラリー、ホール、ワークショップルーム、ショップ、カフェレストラン、キッズスペースなど
2階:常設展示室
3階:企画展示室、特別展示コーナー、展望テラス
事業方式:PFI(BTO方式)
建設予定地:鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12外(鳥取県中部の倉吉市にある倉吉パークスクエア隣接)
開館予定日:2025年春(令和6年度中)
事業期間:2040年3月まで
鳥取県立博物館が収集してきた美術分野のコレクション約10,000点を引き継ぎ、鳥取県に縁のある優れた美術作品を中心としつつ、広く国内外の優れた美術・文化に枠組みを広げ、同時代の美術の動向を示す作品やコミッションワークとあわせ、継続的にコレクションの充実を図ります。
現在の鳥取県立博物館の美術分野コレクションは、横断検索システム「とっとりデジタルコレクション(通称・とりデジ)」でご覧いただけます。 ※現在システム改修中につきおすすめの50作品のみ公開。開館までに順次公開準備を進めています。
Q:鳥取県立美術館ではどんな作品と出会えるのでしょうか?
A:現在鳥取県立博物館の学芸員を中心に、コレクションポリシー(収集方針)やそれに合わせた作品の検討などの議論を深めています。館内展示室以外にも野外彫刻作品を配置したり、県民の皆さんの創作活動を通じた作品が見られたり、ポップカルチャーの企画展もあるので、誰もがアートに親しみやすい環境づくりを目指しています。概要をお伝えするのはもうしばらく先になりますが、今から楽しみにしていてください!
Q:鳥取県ゆかりの作品はどのようなものがあるのかな?
A:現在鳥取県立博物館が所蔵する作品は、実はウェブからでも確認できる便利な方法があります。こちらをぜひご覧ください。
また、鳥取県内のミュージアム(博物館・美術館・資料館など)約50施設が連携した組織『鳥取県ミュージアム・ネットワーク(T・M・N)』があります。県民の方や来県者の方々にとって魅力ある施設づくりに向けて研修や情報交換、共通のパンフレットづくりによる広報活動や連携事業に取り組んでいます。詳細はこちらをご覧ください。
〜 いろんな〜「つくる」で「とっとりのアート」の「むかし」「いま」そして「みらい」をつむぐ 〜
県民が主役のアート活動拠点として、みんなでつくる「とっとりアートプレイス」