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2021.10.11
県民みんなと対話ログ:鳥取藝住実行委員会(2021.8.25)との顔合わせ-県民参画に向けたミーティング-
現在、県と鳥取県立美術館パートナーズ株式会社(SPC)は一体となって、「県民みんなでつくる美術館」の実現に向けた県民との対話会を進めています。
2021年8月25日、県内で地域に根差した芸術文化活動を行っている「鳥取藝住実行委員会」のメンバーの方々とオンラインにて話し合いを行いました。
鳥取藝住祭は、国内外から招いたアーティストが地域に滞在しながら作品を製作する「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」を中心に据え、2014年と2015年の2回開催された芸術祭です。「『藝術のある住まい』を通じて、日常を拓き、豊かな暮らしを模索すること」をコンセプトに掲げて取り組み、その成果は現在の県内の芸術文化活動にもつながっているとお聞きしています。実際に鳥取藝住祭を契機として、県内各地でAIRに取り組む団体同士の横のつながりができ、互いに刺激し合いしながら各地域での創造的な実践を続けているそうです。鳥取藝住実行委員会は、それらの団体の交流や情報発信を目的に活動されており、2017年からはウェブマガジン「+〇++〇(トット)」を通したネットワークづくりにも取り組まれています。
今回は、県立美術館建設予定地の倉吉市・県中部以外の県全域で活動されてる皆さんとも対話をしていきたい、お会いしたいという想いから実現しました。
話し合いは、鳥取藝住実行委員会のメンバーの方々の県立美術館事業に対する想いの熱量を聞かせていただくところから始まりました。「+〇++〇(トット)」の水田美世編集長や、米子市でAIR475(エアヨナゴ)に取り組まれている、建築設計事務所を主宰する来間直樹さん、米子工業高等専門学校建築学科の高増佳子教授からは、これまで住民主導で取り組まれてきた芸術文化活動に対する想いや、新美術館への意見・要望などを挙げていただきました。また、県内のアートに関する様々な情報を伝えてきた活動について触れ、そのネットワークの美術館での活用や、教育普及活動についてご質問をされました。また、代表を務める鳥取大学地域学部の竹内潔准教授からは、事業への県民参画のあり方等についてご意見をいただきました。
これまで県内のアーティストや県民の皆さんとつながりを築き、アートプロジェクトを長年推進している方々だからこそ想う美術館運営の懸念点も共有され、多くのヒントを頂きました。
オンラインではあるものの、参加されたみなさんからアートや県民参画、なにより鳥取に対する熱い想いをひしひしと感じ、改めて本事業への関心の高さを認識いたしました。
県とSPCからは、県民参画の取組みや新美術館が目指す姿について紹介し、「県民みんなでつくる美術館」の実現に向けて想いある方々に県立美術館を活躍の舞台にしてもらえる機会や場を開館準備期間から一緒になってつくっていきたいという考えを伝え、今後も継続して対話場を設けていくことで一致しました。
「鳥取藝住」のこれまでの活動に敬意を表するとともに、これから美術館というプラットホームで何ができるかを、お互いに提案していける関係性を築いていけたらと考えています。
・ウェブマガジン「+〇++〇(トット)」https://totto-ri.net/
・ウェブマガジン「+〇++〇(トット)」Facebook https://www.facebook.com/magazine.totto.ri
・鳥取藝住祭 Facebook https://www.facebook.com/tottorigeijusai/
■AIR475
・公式サイト http://www.air475.com/maintenance
・Facebook https://www.facebook.com/air475/
※AIR475は2021年度も開催され、美術家の岡田裕子さんと三田村光土里さんが滞在されていました。詳細は上記URLよりAIR475のFacebookをご覧ください。
=== 『県民みんなと対話ログ』シリーズについて
鳥取県立美術館整備運営事業は「県民みんなでつくる」機会を大切にしており、開館準備期間中から県民の皆さんと対話の場をつくって進めています。
そんな皆さんとの対話の記録を「県民みんなとの対話ログ」シリーズとしてご紹介!
県内各地での対話の様子をアーカイブしていき、参加できた人もできなかった人も共有できるホワイトボードのようなメモとして活用してもらえたら嬉しいです。
※書き手は関係者の場合が多いですが、いち参加者・いち県民の目線でお伝えしていきます。
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