鳥取県立美術館開館1年前カウントダウンイベントを機に、美術家KOSUGE1-16の代表 土谷 享（つちや たかし）氏が鳥取へやってきます。KOSUGE1-16は、参加者同士あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係をつくりだすことを大事にし、巨大な遊具やスポーツ器具を人力で動くよう制作した参加型の作品などを全国各地で展開してきました。そこには老若男女問わず、そしてアートはよく分からないとおっしゃっていた方々も交え、人々が楽しんで参加されている景色が広がっています。作品を通して人と人のつながりが可視化され、さらに地域らしさが見えてくることもKOSUGE1-16の作品の魅力の一つとも言えます。
　今回のアーティストトークでは、KOSUGE1-16がこういった「もちつもたれつ」といった人と人のつながりを軸に据えて作品づくりをするようになったきっかけや、これまで多様に展開してきた活動をご紹介しながら、人々を虜にしてしまうその謎を紐解いていきたいと思います。そして正解のないアートの解釈をそれぞれに広げ、いつもと異なる視点を持ち帰っていただけたらと思います。

　さらに、3月の「どんどこ！巨大紙相撲 ~とっとりけんび場所~」※に“する・みる・ささえる”といった様々な形で県民のみなさんにご参加いただけたらと思います。地域全体で「とっとりけんび場所」という場を仕立て上げ、盛り上げていきましょう！

開催概要

日　時｜2024年2月25日(日)13:00－15:00（前半：トーク、後半：交流会）
会　場｜打吹回廊 チュウブコミュニティホール（倉吉市明治町1032-19）
定　員｜50名程度　　　
対　象｜どなたでも参加できます(12：40 開場)
申　込｜事前申込不要（当日先着順）/直接会場にお越しください
主　催｜鳥取県立美術館パートナーズ、鳥取県教育委員会
共　催|倉吉銀座商店街振興組合
問合せ｜鳥取県立美術館パートナーズ
［メール］info@tottori-moa.jp　［電　話］0858-27-0771

※[どんどこ！巨大紙相撲～とっとりけんび場所～]とは？

1年後の県立美術館開館まで待ったなし！KOSUGE1-16による参加型アートワークショップを鳥取県で開催します。ダンボールで等身大の大きな力士をつくる「巡業」と呼ばれるワークショップを、鳥取県東部・中部・西部5ヵ所の会場で行い、チームでアイデアを出し合ってつくった個性豊かな力士たちが3月31日の「本場所」にあつまり、どんどこ！どんどこ！土俵をたたいて対戦します。
ただいま「巡業」参加チームや、参加者への懸賞品を提供いただく谷町（たにまち）を募集中！

ゲストプロフィール

KOSUGE1-16（こすげ・いちのじゅうろく）
代表　土谷 享（つちや たかし）

＜略歴＞
1977年埼玉県生まれ
2001年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業

＜近年の主なプロジェクト＞
Playmakers 台北“彭丹群島”/台北パフォーミングアーツセンター/2022、未完星[mikən-sei]/不知火美術館/2022、インバウンドおじさん/八戸市美術館/2021、LEFTOVERS/瀬戸内国際芸術祭/2019、Sawachi Project/Firstsite(イギリス)/2019、モチ Ω スクランブル/高知県立美術館/2018、他多数

＜コレクション＞
金沢21世紀美術館、市原湖畔美術館